ハッピーエンドにさよならを

漫画、小説、音楽、サウナの雑記

花冷えの風がその髪を撫でる

暖かい日が続く

長く厳しい冬が終わろうとしてる

もう車のタイヤも来週の水曜にスタッドレスから変える事になった

冬が終わる、それでも俺の残雪は溶けずそのまま春を超えて夏を迎えるのだろう

 

春の風が広島の冷たい空気を切り裂いていく

柔らかな光が外でタバコを吸う俺を模って仄暗い影を作る

どこからかする太陽の匂いを嗅ぐと背筋が自然と伸びる

それでも仕事はトラブル続きで、もう俺の手ではどうしようもないレベルになっていて現実逃避の如く仕事中1時間のシエスタを頂いた

この春の陽気の中、目が覚めなければ最高だったけど現実は元気に心臓が動いてて夕方からはくだらないインターナショナルミーティングで夜8時まで拘束されてしょんぼりと帰った

 

夜は昼とは全く表情が異なり、ただただ闇が広がる空間しか無かった

明日もまたくだらないトラブルの続きが待ってる

明日も広島は20度を超えるらしい

温い日差しの中、花冷えの風が鋭く俺の精神に吹き荒れるのだろう