ハッピーエンドにさよならを

漫画、小説、音楽、サウナの雑記

からからからまるケロイド亡骸カルマ

15年ぶりに10-feetのVibes by vibesを聴いた

やっぱり音楽は不思議で一気に18歳の自分を思い出した

 

「ヨネちゃん、ドラム叩いてくれない??」

大学1年の梅雨頃、高校の軽音楽部の2個上のベースを弾く先輩からいきなり連絡が来た

つまり俺が高1の頃の高3の先輩

高1の頃の高3の先輩なんて雲の上のような存在だったし、とんでも無く大人に見えた

学生の2歳差は、社会人の2歳差より遥かに壁が分厚い

その先輩のバンドはBRAHMANの「See off」をコピーしてて、高1の俺は「めちゃくちゃかっけぇ!」って思ってて、その後本家のライブでSee offを聴いても、その先輩が演奏したSee offのほうがぶち上がった

 

そんな憧れのような先輩からいきなり連絡、しかもドラムを叩いて欲しいなんて内容…ふたつ返事でOKした

内容は「地元の仲間達と母校の中学校の体育館を借りてイベントをやる予定で、そこで自分たちのバンドでドラムを叩いて欲しい」というものだった

何で俺に声がかかったのか未だに謎だけど、誘って貰えたのが嬉しくてすぐ練習に参加する事になった

バンドとは言ってもいわゆるコピーバンド、しかも楽曲も先述した10-feetだけでなく、FIREBALL、湘南乃風ケツメイシとレゲエやヒップホップ、3MCにトロンボーンとかブラス隊も数人いる大所帯だった

 

全くこれまで触れて来なかった音楽ジャンル、しかも打ち込みのリズムを生ドラムに変換させる…練習は週末の深夜に足立区綾瀬のスタジオ…

もう細部までは思い出せないけど、何となくあの景色は今でも思い出せる

大変だったけど楽しかった

自分以外ほぼ年上という環境で、いきなり知らない年下の変な奴が現れても皆さんすごい良くしてくれたと思う

 

そして本番当時は会場の体育館に老若男女色んな人がいる中、地域の和太鼓チームやダンスチームが色々披露して、当日の大ラスがうちらだった

とりあえずめちゃくちゃ楽しいライブだった記憶しかない

 

あの頃の先輩たちは元気なんだろうか??

もうあれ以降集まる事は無かったけど、先輩たちもあの日の事を覚えてて欲しいなって思った