ハッピーエンドにさよならを

漫画、小説、音楽、サウナの雑記

デッドエンドの御伽噺

明日、明後日は共通テストがあるらしい

個人的にはセンター試験のほうが未だにしっくりくるのはおじさんになった証拠だろう

もう14年も前の出来事で、月日が過ぎる速さに慄くばかり

 

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俺がセンター試験を受けたのは雪の降ってた日で、上野の白鴎高校が会場だった

当時の俺は、高校3年の5月まで専門学校に行き、インテリアデザイナーになろうと思ってた。理由は名前が格好良いから

しかし色々事情があり、大学進学を志すことになり、「まぁ指定校推薦で入るかぁ」と考え担任に相談したところ、俺が指定校推薦に応募できるのは7次募集からと判明した。理由は高校入学後の遅刻の数が200回近くあったため

7次募集となると…言葉は悪いけど大学の体を成してるのかも疑わしい大学しか残らない…じゃあ一般受験するかと思い、そこからは毎日のように友達と原付で遊び歩いたり、64のスマブラに熱中したり、ビリヤードやカラオケで夜通し騒いだり、バンドでドラムを叩いたり、家で大人しくゲームをする日々を送った

そして時は流れ12月、キングダムハーツを家でやりながらも、「さすがにそろそろ勉強しないとヤバいか…?」と思い始める

周りの友達は専門学校進学や指定校推薦で既に進路が決まっている人が多く、決まった途端煙草を吸い始めたり、学校を中抜けするような奴らに溢れてた

なんとなく志望校は決まってたからとりあえずセンター試験の過去問や志望校の過去問に手を出し、それをつらつら解いていくことにした

学校の授業もほとんど無い状態だから学校へはあまり行かず、朝から原付で図書館へ向かい、閉館時間までひたすら過去問を解く

登校日は遅刻しながらも学校へ行き、よくわからん受験生向けの講座を受けて、終わり次第近所の図書館へ行き勉強する日々、1月に入ってからは図書館が空いてれば図書館、閉まってれば家でずーっと勉強する日々が続いた

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だらだら書いたけど、結果だけ言うなら第一志望の大学は落ちて、第二志望の大学にセンター利用で合格してたからそのまま入ることにした

あの時、春からちゃんと勉強していれば第一志望の大学に入れたかもしれない、もしかしたら東大にだって行けたかもしれない(全く無理だけど)

第二志望の大学だったけど、今の自分を考えると後悔は無く、むしろ良かったなと思えるのが救い

 

正しかったかは分からないけど、結果として何より俺らしい選択になったな思う

 

あとセンター試験の時思い出せるのは、一緒の会場で受けた友達が帰り道に上野駅の階段で、雪に足を滑られせてお尻から階段を落ちてったことぐらいだなぁ

 

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別にこのブログに伝えたいことは何も無い

もう行き場の無い、デッドエンドで彷徨ってる昔話を誰かに聞いて欲しかっただけだ