行き場の無いこの感情を本当はナイフで突き刺したい
世界の仕組みは知らん間に変わっていたらしく、誰かが犯したミスは全部俺が尻拭いして、俺の犯したミスは徹底的に吊し上げられて俺1人で処理をしなくちゃいけないらしい
意外と社会は単純に出来ていて、最近は俺vs会社という構図がスタンダードらしい
新しいシステム導入に四苦八苦するバックオフィスは、土日も移動やら仕事をして3日も4日も家に帰らない俺がさぞ暇に見えるんだろうな
会社は業務の効率化を訴えていても、1人しか営業が居ない店舗に効率化もクソも無いわけで、結果今日もハイビームにしないと走れないような高速道路を、イヤホンを着けて電話しながら移動することになる
自分の常識は他人の非常識と微塵も思わない連中は、一言も謝りもせず、さも当然のように意味不明なことを喚いてくる
ローカルなニュースでは商店街のツバメの話題が上がってる
Swallowという単語は名詞では"ツバメ"だけど、動詞だと"飲み込む、耐える"という意味を持ち、不思議だなぁと昔ボンヤリ考えた事を思い出した
どうでも良い事を考える程追い込まれてる
髪を切りたいのに、土曜日まで切りに行く暇もない
ホテルの7階から見える街の景色に何も感じない
宇和島城はかなり高い場所にある
漁港には太った猫と見た事ない鳥がよく居る
俺如きがミスをしただけで、食品の供給が止まるんだったらそんなもん止めちまえ
白髪が増えた鏡に写る自分にもう十分頑張ったよ、休めよと声をかける
誰でも良いから、早くその手のナイフでぐちゃぐちゃにしてくれ