ハッピーエンドにさよならを

漫画、小説、音楽、サウナの雑記

夜はやさし

 

仕事は大変な時は深夜まで客先に居たりするが、今日は夕方の6時過ぎには退社した。

普段も大体それぐらいには会社を出てる。

深夜1時や2時まで働いてた前職から考えれば奇跡であり、人間らしい生活を送れてると言える。

異業界への転職で年収が変わらず(むしろ持ち出しの経費が少なく実質的には上がってる)、何時間も早く帰れるのだから転職は成功なんだろう。

転職当初は家に帰る時間が早すぎて何をして良いか分からず混乱したけど。

 

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転職してから自覚したが、夜9時ぐらいから0時ぐらいまでの今日が終わりかける時間が好きだ。

 

自室でまったりとアイスコーヒーを飲みながら、動画を見たり、ツイッターを見たりしてる、何一つ生産性の無い時間が愛おしい。

最も贅沢なのはお金の無駄使いではなく、時間の無駄使いだ。

 

「時は金なり」

という言葉が世界で1番嫌いだ。

時とお金がイコールだなんて、義務教育もまともに果たせなかったような、価値の本質を見誤った馬鹿が作った言葉だろう。

 

時間にはお金の数倍もの価値があるし、誰にでも平等にあるが、ただ消費されてくだけの不可逆的なものと言える。

 

家でゆっくりとタバコを味わい、ベットに寝っ転がって他人の為で無ければ自分の為でも無い時間を浪費していく。

それで良い。

 

6年間、脇目もふらず仕事中倒れるぐらいまで他人の為に働いたんだ。

あと3年間は誰の為でも無く時間を浪費させてくれ。

 

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Tender is the night

夜はやさし

 

今日と明日の狭間で、穏やかな夜にもう少し包まれていたい。

 

 

つづく