葉月の雨、色を持たない夢
気が付けば元からそこに存在していなかったかの如く7月が終わった
何してた?
と聞かれてもサウナに入るか、ドラムの練習をするか、仕事をしてるかぐらいしか思い出せない
これは他の出来事を忘れてるというより、事実そうだから忘れているわけじゃない
最近色々なことばっか考えてる
真面目な話、ここ一週間ぐらいはお金のことばっか考えてた
別に困っているわけじゃないし、お金より大切なものもこの世に沢山あるけど、それらを守ったり、より自身を満たすために「目的」ではなく、「手段」としてお金が必要なことが往々として多い
片親(母親)で、妹も2人いてという環境のせいか実家は決して裕福では無かった
大学、大学院は経済的理由から結局学部の2年目から多額の貸付型奨学金と給付型奨学金を駆使して卒業し、今もコツコツと返済してる
お金の苦労は時として、なんとも言えない虚無を残してく
それを身をもって感じたからこそ、お金に拘ってるのかもしんない
俺の自論で、仕事において責任の重さは収入と比例すると思ってる
当たり前のことかもだけど
だから偉くなりたいなぁと最近はボンヤリ思うようになった
俺は普通の中小企業の平社員なわけで、それでもありがたいことに生活には困らないぐらいは給与をもらえてるけどまだまだ足りないと思うことだらけ
1000万円なんて高望みはしないけど800万~900万ぐらいは欲しいなぁと思う今日この頃
お金いらないならそもそも営業なんてやらないし
辛いときは課長の年収を思い出して頑張るようにしてる
いつだって技術やスキルを発展させるのは人間の欲だ
ありとあらゆる欲望が、最新のテクノロジーを生み出し、科学を発展させ、享楽を生んできた
欲とはあらゆる原動力になる
だからこそうまく付き合わないと破滅し、すべてを無に還す
75回目の葉月の雨
人間の欲が際限なく暴走した末路ともいえる
アインシュタイン曰く「第三次世界大戦がどのように行われるが分からない。だが第四次世界大戦が起こるとすれば、その時に人類が用いる武器は石とこん棒だろう」とのこと
世界は思ったより単純なのかもしれない
つづく