ハッピーエンドにさよならを

漫画、小説、音楽、サウナの雑記

僕は”良い奴”になれない

昔からそうだった

生まれ持ってのものなのか、それとも環境がそうさせたのか、想像力が無いからなのか、ただ単に人として何かが欠如してるだけなのか分からないけど、ふとした瞬間に知らない所で無意識に誰かを傷つけていたり、顰蹙を買ってたりする

そしてその事に気づいた時には大抵もう修復不可能な状態になってる

みんなと仲良くやりたいし、波風立てずに過ごしたいけど、俺の奥底にいる卑しさや性根の悪さがふとした瞬間に出てしまって、結果として色んな人が俺のもとから去って行った

決してその人達が悪いなんて事は思わなくて、俺が人として至らないだけに過ぎないというのは重々承知してる(無理だなって思った人は俺から離れるから)

俺の事を見限っていった人達の事を考えると「こんな人間ですみませんでした」という悔しやと寂しさに塗れて死にたくなる

別に常に人に配慮出来ないわけじゃないし、傍若無人に振る舞ってつもりなんて無いし気を遣ってても、ふとした瞬間に、一瞬漏れ出てしまう本音が致命的過ぎて結果的にそう捉えられてしまうし、そう思われても仕方がない

元が良い奴から遠く離れたような存在なんだから、それを隠し続けて良い奴を演じ続けるなんて不可能って事なんだと思う

「それを取り繕って社会の中で関係を構築するのが人間だろ?」と言う人もいるかもしれないけど、そんなの俺だって分かってるし、そうだと思う

でも出来ないんだよ

俺だってそうしたいんだよ

でも出来ないんだよ

理由なんて分からないんだよ

もう俺がその程度の人格形成しか出来ずに、大きくなっただけの子供だとしか言えない

俺以外誰も悪くない

俺だけが異常者のくせに一丁前に社会性を求めて、その末誰かを傷つけて、勝手に自分も傷ついてるだけだ

将来、自分の物差しでしか周囲の事を計れなくなって、社会的規範から大きく外れた言動を繰り返してSNSや日常生活で後ろ指をさされて生きていく50歳ぐらいの自分がいる気がして怖い

自分にとって都合の良い主張しか受け入れず、声が大きいだけであたかもそれが一般論の如く振る舞ってしまう自分がいる気がして殺したくなる

 

別に誰彼に愛され、味方が欲しいわけじゃない

せめて自分が好きだったり、信頼してる人には受け入れて貰いたい

ありのままの自分を受け入れてくれなんて贅沢は言わない

良い奴の仮面を被って、その仮面が外れないように必死に抑えてる自分でも構わないから受け入れて欲しい

仮面を抑えてる両手を一緒に支えて欲しいわけじゃない、ただ側に居てくれるだけで良い

 

それすらも叶わないなら、きっと俺は明確に何かが欠如してる失敗作だから、本当に生きるだけ無駄な存在になってしまう

他者がいなければ、自身の相対的評価なんて出来やしない

 

俺は誰にとっても良い奴になれないなら、「死ね」と遠回しに言われてるようなものだから、せめてその時だけは迷惑をかけずに去っていきたい

嫌われ者の自分を1番嫌ってるのは俺だ