I need more affection than you know
エヴァンゲリオンの最終作が発表されて話題になり、主題歌である宇多田ヒカルの「One last kiss」も話題になってますね、良い曲です
宇多田ヒカル…名曲が本当に多いですよね
不思議なビートで爽快感ある「Traveling」
同じエヴァンゲリオンの主題歌だった「beautiful world」
こちらも主題歌でありながら圧倒的な叙情性を誇る「桜流し」
儚くも、色を持ちながら展開していく「SAKURAドロップス」
などなど
勿論アルバム曲も名曲揃い
ただ俺は声を大にして言いたい
宇多田ヒカルの1番の名曲は「Passion」であると!
宇多田ヒカル - Passion ~single version~ - YouTube
今から約15年前の2005年12月に発売されたこの曲を初めて聴いた時、とんでもない衝撃を受けた
「これは…次世代のJ POPだ…!」
まず透明感のある音に浮遊感あるリズム
イントロの厳かな雰囲気からはどんな曲だか全く分からないけど、Aメロに入った瞬間から一気に曲が展開していく、しかもあまりこれまでの日本音楽のシーンでは経験した事ないパーカッションメインで構成される音楽
メロも不思議な音程でAメロBメロともに展開していき、歌詞も非常に抽象的で遠い昔の神話を物語るような歌詞が紡がれてく
「Passion」という単語は普通「情熱」という意味を持つけど、この意味の他にも「受難」という意味もあり、楽曲の持つ雰囲気も相まって少し宗教チックな歌なのかの思ってた(ちなみに宇多田ヒカルは当初この曲のタイトルを「Passion」と「秘められし情熱」でめちゃくちゃ迷ったらしく「受難」とかは無関係らひい)
更に俺が衝撃を受けたのはこの曲、サビが最後の最後の1回しかないですよね
普通の曲って大体
イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
これを2回ぐらいやって最後にサビがきてアウトロだけど
このPassionは
イントロ→Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→Aメロ→サビ→アウトロ
という曲展開
なんじゃこりゃ!!
しかも、その最後の最後まで焦らされて登場するサビから一気に視界が開けてめちゃくちゃ強いメロになるし、歌詞もこれまでの抽象的なものからめちゃくちゃ具体的な歌詞に切り替わる
もうね…何回聴いてもゾクゾクするよね…
このサビのカタルシスが本当にヤバい
そして絶頂まで静かに盛り上がったまま曲は終わる
とりあえず聴いて、聴けば分かる
あと宇多田ヒカルって同じ曲のバージョン違いを時々作るんだよね
Distance→Final distance(Distanceのバラードアレンジ、一音キーを下げてる)
光→Simple and clean(光の英語version)
誓い→Don't think twice(誓いの英語version)
そして…このPassionにもバージョン違いがある
その名も「Sanctuary 」
Passionの英語versionで歌詞は抽象的ながらも全然Passionと違う(何となく訳した感じは)
そして途中でPassionには無い新たなCメロが追加されてる
その代わりにPassionにはあったサビが無くなるというマジで不思議な曲
Cメロは全然サビらしくないし、こうなるともう曲全部がサビなのかぁ!?
そして宇多田ヒカルはライブでPassionを歌う時はPassionの途中にこのSanctuaryを挟んでまたPassionに戻るという訳わからん、常人で思いつかないことをやってる
変態か…??
Utada - Passion/Sanctuary (Live Ver.) - YouTube
とりあえずライブもマジで震える程凄い
一度宇多田ヒカルのライブ行ってみたいなぁ…
とりあえずウダウダ言ってるけど、一度でいいから宇多田ヒカルのPassionを聴いてください!!