伝えるということ、交わるということ
ライブハウスの営業指針を作った人はきっとライブに行った事無いのだろう
マスクが街に出回ってからマスクを配布するような鈍臭い人はきっと俗世を知らないんだろう
自衛を全面に押し出すような人は都民を守るということもう放棄したのだろう
サウナ好きに悪い人がいないという人はきっと自分が悪い人ではないと頭がお花畑なんだろう
自分が正常だということを一体誰が保証してくれるのだろうか?
自分の本当の考えを伝えられない、不特定多数のみんなでワイワイとしてる輪に交わりたくないと思ってしまう
小さい輪で狭く深く交わりたい
正常とは言えないかもしれないけど、じゃあ誰がそれを保証してくれるのか?
言わなくても伝わるというのは、発信者の際限無い甘え、もしくは怠惰だと思う
もし言わなくても伝わるなら、言葉は衰退して、表現や思想は陳腐なものに成り下がる
ただもしもこの世に言葉が無ければ
あの時に酷く後悔しないで済んだ
あの日に友人を失うことも無かった
あの人を傷つけることも無かった
それでももしもこの世に言葉が無ければ
あの感情を共有することが出来なかった
あの情景の美しさを分かち合うことが出来なかった
あの想いを伝えることも出来なかった
気持ち悪い馴れ合いに浸食されるぐらいなら、口も耳も目も全て閉ざして生きていきたい
それでも伝えたい言葉を伝えたい人に届けられるように降り注ぐ言の葉を必死に紡いでいく
夜明けはまだ来ない
つづく