ハッピーエンドにさよならを

漫画、小説、音楽、サウナの雑記

清春湯と清春

 

ふとキンキンの水風呂と湿度ムンムンのボナサウナに包まれたいと思った。

こういう時は大抵メンタルが弱ってる。

自身の欲望に従うが吉

 

遠出をして境南浴場へ行こうかと思ったけど、ふと清春湯に行きたくなり目的地を中野新橋にすることにした。

 

俺の住む足立区竹ノ塚から中野新橋は気軽に行ける程近くはないけど、遠出という程遠くはない、車で40分ぐらい、中途半端な距離だ。

だからこそ足が遠退く。

普段使いは出来ないし、気合いを入れて遠征する程じゃない。

 

環七を走る。

途中高円寺で隠れたサウナの名店「サンデッキ」の前を通る。

隠れた名店が名店たる所以は”隠れてる”という事に8割は比重がある気がする。

 

車内では黒夢を流し、時折口ずさみながら走る。

俺の年代からすれば黒夢は世代でも何でもないが、中学2年の俺には清春のその雰囲気、ファッション、歌、全てがカリスマチックで、憎まれ足りない唯一のロックスターに見えたんだ。

20年以上も前の歌、変わらない為に変わり続けようと抗った俺を今でも熱くさせてくれる。

 

環七から青梅街道に入り、中野新橋入口の交差点を曲がれば清春湯まであと少し。

中野新橋駅前の通りは都会とも言えず、かと言って廃れてない色んなモノが混在する雰囲気で、時間があれば散策したいなぁと思う好きな感じがする。

 

そして清春湯へ到着

 

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裏手の細い路地から入る駐車場に車を停める

銭湯としては小綺麗で、前にリニューアルとかしたんでしょうか?

 

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遠赤外線サウナって書いてあるけど、男性側はボナサウナだし、女性側はスチームサウナという矛盾

目に見えるものだけを信じるな、というメッセージか…?

 

中の番台でお金を支払い、車の鍵を預けると女将さんに

「サウナカード持ってる?」

と聞かれる

はて?なんぞや?

持ってない旨を伝え、それが何なのか聞くと嬉しそうに教えてくれ最後は

「お金なんて取らないから作っちゃいなさいよ!」

と言ってくれて作ることに。

早くもまた来る理由ができちゃったね。

 

出来立てホヤホヤのサウナカードを受け取り中へ。

 

カランのシャワーはボタン式じゃなく家のシャワーみたいに外すことも出来るし、椅子も丈があって座りやすいのが嬉しい。

 

そしてサウナは常連さんが4人程で盛り上がっており、余所者の俺は邪魔にならないよう太い体を上段の1番奥で縮こませる

 

温度は80度程とけして高温じゃないが、しっかりと熱を感じられ、5分もすれば汗が滝のように出てくる

薄暗いサウナ室でゆっくりと蒸されていく

常連さんの

「最近混んでる時と空いてる時が読めない(今日は空いてるほうらしい)」

「にわかラクビーファンが意外と減らずにラクビーが盛り上がってる」

という話をBGMにしっかりと体を熱くして水風呂へ

 

水風呂の温度計は11.5度だけど、入ると明らかに10度もしくはそれ以下の冷たさで一気に手足が痛くなる

気持ち良さを体感させるというより、体を瞬時に冷却させる為にあるような水風呂

やっぱり嫌いじゃない

ユーランド鶴見や赤坂のオリエンタルリゾートに引けを取らない水風呂、お見それしました。

 

その後も休憩を挟みつつ更に2セット

草加健康センターやレインボー本八幡でみんなと楽しくサウナに入るのも好きだけど、仕事の前の日は1人でゆっくりと落ち着いて入る方が俺は好きかなぁ。

 

しっかりとあまみにまみれて外へ出る。

 

最近サウナ上がりはいちごオレの甘ったるさに夢中だから出てすぐの自販機にあるのは嬉しい。

 

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帰りも黒夢をガンガンにかけながら来た道を戻ってく。

清春の声を聴きながら40分間のドライブ。

サウナカードも作ったし、久々でまだ聴けてない曲もあるからまた清春湯には行かなくちゃな。

 

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つづく