Hush and the endroll

廻り、巡る、その核へ

色付く世界の片隅で震えてる腕で花を抱く

『共鳴の中で笑う二人 バター香る部屋で

競争の日々がいつの間にか襲う悲しきストーリー』

「シンプルストーリー」 ACIDMAN

 

 

時々、自分の醜さ、未熟さ、自制心の無さをひどく痛感して、嫌になる

昔から負けず嫌い、悪く言えばプライドが高い

 

営業という仕事をしている以上「数字」は必ず付いてくる

産業用機械の営業は「予算」という形で明確に数字が出てくるし、その桁も扱う商材が商材だけに大きい

数字で明確に自分の立ち位置、求められている在り方が理解しやすく何ら不快感は無いし、寧ろ良いとさえ思える

 

ただ正直なところ僕は今年に入ってからあまり数字がよろしく無い

そんな中仲の良い後輩がここ3ヶ月、ゴリゴリ数字を上げてる

もう既に今期の予算を達成してるんじゃないかと思うぐらいに

 

 

 

 

心の底からイライラするし、ムカつくし、殺したいとすら思うこともある

 

 

前その後輩に

「良いなぁ〜最近めっちゃ売ってて」

て言ったら

「いやこれ殆ど部長や課長の案件ですから…」

って返ってきたけど

そんなの関係ないんだよ

実情はそうなのは知ってるし、そうだとしても、数字としては後輩に残る

対外的に見ればそいつは売ってるし、俺は売ってない

そもそも俺には課長案件はきても、部長案件は回ってこない

理由は明確

「俺は部長がハッキリ言って嫌いだし、社内営業も得意じゃないから」

たかだか中小企業じゃそれが命取りなんだろうなぁ

 

とにかく嫉妬に狂ってる

 

僕の扱ってる商材はかなりというか、めちゃくちゃ難しく、1年や2年で知識を網羅することは不可能に近い

 

その後輩からよく電話がかかってきて

細かい仕様の質問やトラブル時の相談をされる

 

俺はその電話で分かる範囲で教え、アドバイスする

 

ひどく虚しい

 

機械の事、仕様の事、電気の事、機能の事、トラブルシューティング

かなり勉強した

売るには商材を理解しない限り売れないという思ったから

 

結果として知識ばかりで特に秀でた数字も上げられない頭でっかちになってしまった

 

だから心の底から思う

 

 

 

 

いつか俺がこの会社の人全員を数字でぶち殺す

 

 

 

絶対にぶち殺す

 

 

 

怒りは原動力だ

 

 

嫉妬心はガソリンだ

 

 

俺は俺の為に俺を守る為に

 

 

進み続けるし、殺し続ける

 

 

もう自分を嫌になるのは嫌だ

 

 

負の感情を抱え、爆発しそうな感情を抑えながら、今夜も狂いそうな夜を過ごしてる 

 

 

 

 

『君は虚ろな目とかすれきった声でこう呟く

「未だ花は咲いていますか」と「その手で抱いていますか」と

行こう、次の世界へ

僕は爪を剥がして

空を掴んで』